ライトノベリスト、ヘビーノベリスト

二次創作とSSを書くブログだったんですが最近は……。ライトノベルを読む!読むの遅いのなんとかしたい!

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俺も三題噺書いてみたエピソード3

前回の続きってわけでもないけど同じシリーズ


 メイドさんがきてしばらく経ったある日。俺が学校からいつものように帰宅するとメイドさんの姿はなく、おれはこの際だからと買い物に出かけることにした。意外と、というか普通に職務怠慢なメイドさんなのである。家で暇があるとゲームばっかりしている。俺のゲームコレクションを制覇せんとする勢いだ。この間の幼なじみとの対決がきっかけだったのだろうか……。
 そのくせ俺が少しでもマイペースしようとすると「堕落です。いけません!」などと叱ってくるからたちが悪い。自分に甘く他人に厳しい。反面教師というやつだろうか。
 メイドさんを本気でクソジジイのところに返品しようかと考えて歩いていると、メイドさんを発見した。しゃがんで何かしている。
「あいつまた何かしてるな……」
 メイドさんは近所でちょっとした有名人になっていた。町中をメイド服で闊歩するやつがいたらそれは有名にもなるだろう。ゲーセンで謎のメイドが無双してるとか噂もあるが……。
「……………………」

 メイドさんは信号機のボタンを人差し指でひたすら連打していた。

「………………なにしてんの……」
「へぅ!」
 み、見られた! という顔をしたあと何故か赤面する。
「ここ、これはですね。ご主人様のためです!」
「いつもに増して苦しいな……」
「ご主人様が来たのでボタンを押して差し上げたのです」
「いや絶対気付いてなかっただろ」
 うっ、と押し黙ったあと少し考える。
「え~、ボタンが渋かったので、直そうかと……?」
「苦しすぎる……」
 ため息を吐いて、白状して話し出す。もじもじとしているその姿は悔しいが可愛い。だが行動はおかしい。
「実は、早く信号が変わる方法をあみ出していたのです。連打すれば早く変わるんじゃないかと。あと、ボタンを押しっぱなしにしたり、ボタンを回転させたり……」
 小学生すぎる理由だった。
「クソジジイのとこにメンテナンスに出すしかないようだな」
「そんな、それだけはどうかお許しください」
 いつになくマジで懇願してくるメイドさん。そんなに嫌なのだろうか。
「なんで? クソジジイなら俺よりメイドさんのこと大事にしてくれるだろ」
「……お爺さまは、その、きもいのです」
「言っちゃったよ!」
 いや、きもいけど!
「あ、信号変わりましたよ!」
 全力で話をそらされたので、しぶしぶ渡ることにする。うしろからひょこひょこついてくるメイドさん。
「どこかにお出かけですか?」
「ホームセンターに買い出しに行くんだよ」
 怒ったような悲しいような表情をする。
「なんと! お買い物などはメイドであるわたしがするに決まっているじゃないですか。どうして言って下さらないのです?」
「お前家にいなかったじゃん」
 つっこみにめげることなくメイドさんは続ける。
「ご主人様がわたしを必要だと思うだけで、わたしはすぐにでも駆けつけることができます」
「メイドさん…………」
「ご主人様…………」
「その機能いらんから削除しとくように」
「なっ!!」
 打ちひしがれるメイドさんだった。

 ホームセンターに到着すると、メイドさんは目を輝かせていた。
「ここが、ホームセン……武器屋ですね」
「武器は売ってねえ」
 RPGやりすぎじゃないかこいつ。
「なにをお買いに?」
「お前が割ったグラスと皿、それにたたき割ったまな板」
「うっ」
 説明しよう。メイドさんはめっちゃ不器用なのである。得意料理はサンドイッチ!
「も、申し訳ありません。わたしの技量が至らないばかりに」
 力は有り余ってるのにそれを制御するのが難しいようだ。メンテに行けばいいのに。
「別に気にしてないぞ、そのうち上達してくれればいいんだし」
 すると腕を組みうんうんと頷く。
「まあわたしにかかれば余裕ですね」
 なぜそこで調子に乗るんだこいつは……。そう思いつつカゴに手を伸ばすとがっしと腕を掴まれる。
「カゴはわたしがお持ちします」
 そう言ってひょいとカゴをもつメイドさん。うれしいんだけどなんだかなぁ。もっと優しくできないんだろうか。俺の腕がもげる……。
 俺たちは目的のものをカゴに入れつつ店内を回る。すると階段が見える場所に来たところでわなわなと震え始める。
「な、なぜ階段が……」
「階段がどうしたの?」
「どうして階段が店内にあるのです!?」
「は?」
 普通二階建て以上の店なら店内にあると思うけど。まさか一階建てのスーパーにしか行ったことがないというわけでもあるまいし。
「こんなところに階段があったら盗まれますよ! ここのセキュリティはどうなっているのです!」
「へ?」
 何言ってんだこいつ。
「まさかここの店の番人は階段を越えても追ってきて、わたしは死神やら番犬やら大店主やらに囲まれて即死させられるのですか!?」
 軽くパニック状態に陥るメイドさん。顔面蒼白になっている。
「お前今なんのゲームやってる?」
「風来の○レンとちょこぽの○○○なダンジョンです!」
「ゲームの影響受け過ぎじゃ! 」
「はぅ!」
 わなわなはしかし止まらない。
「どうか、わたしの装備だけは……」
「堕落ポイント加算だな……」
「立場逆転!?」
 そんなこんなで買い物を済ませる。レジでメイドさんが「店員が死神じゃない!? 一般人にこの職は無理です!」とかほざいていたが完全にスルーした。結構たくさん買ったな。両手がふさがりその重さがずっしりと肩に負担をかける。まな板が重いのかな。
「わたしが持ちましょう」
 すっと手を出して買い物袋を奪い取ろうとするメイドさん。渡すまいとする俺。
「いや、いいよ力仕事は俺に任せろって」
「わたしだって少しは力持ちなんです。ご主人様に荷物を持たせるメイドなんてあってはなりません」
 あんたは俺より確実に力持ちだけどな。しかし女の子に荷物をもたせるなんて男としてもあってはならないのだ。古風な考え方なのかもしれないが、これは譲らん。
「主人のプライドを少しは尊重しろ! 荷物は俺が持つから、お前は信号機のボタン押す役目な」
 メイドさんは目をぱちくりさせた後、ニヤニヤしてくる。
「えへへ~」
「なんだよ。今のは『信号機のボタン押す役目ってなんですか!』ってつっこむところだぞ」
 ニヤニヤ。
 やがてメイドさんは沸き上がる喜びが抑えられなくなったようにささやく。
「言いましたね」
「な、なにを……?」
「ご主人様、自分で自分を”主人”っておっしゃいました。それは、つまり……」
「つまり?」
「わたしをメイドとして認めてくれたってことですよね。やったーーーーーーーーーー」
 そんなことを言ってメイドさんは走っていった。本当に小学生みたいだ。
「お前を引き取ったときからそんなの認めてるよ……」
 聞こえないようにぼそっとつぶやく。あいつに聞こえでもしたら何故だかしらないけど恥ずかしさで死んでしまうような気がした。
「え、なんですか? わたしが大好き!?」
「言ってねえよ!」
 ダメだこいつ。そう思っていると、向こうに走って足を止めてこっちに走ってくる。
「ん?」
「ご主人さまああああああああ」
「うわああああこっちくんな!」
 抱きついてこようとするメイドさん。重い袋というハンデを抱えながらも全力で逃げる俺。
 あいつに抱きつかれたらガチで死ぬ! 死因は内蔵破裂だ! 間違いないぜ! そう俺の生存本能がささやくのだからしょうがないのだ。
 ちなみに、俺の肩が死んだのは言うまでもない。




「あ、いい忘れてました」
「なんだ?」
「わたし、実はロボットなんです!」
「知ってるわ! 無理矢理回収すんな!」

おしまい






今回のお題は「信号機」「死神」「ロボット」だそうで。
死神大変だったw
ロボット? 余裕! とか思っていたらうまく入るとこなかったわwww
存在がロボットだからいいだろうwうんうんw

なんかいっつも3000字くらいで安定してる

最初のころに砂塵程度あったギャグのキレがなくなってる気がする……。俺にはやはりシリアスがお似合いなんだなwシリアスも書けないけどw
という言い訳はおいといてギャグも精進します。ではでは。
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オリジナルSS「めっ!」シリーズ | コメント:6 | トラックバック:0 |
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コメント

なんか巧いよなーww
前回のゲームを巧く活用してて
俺がお題を『ロボット』と聞いたときには君を羨ましい!と思ったものだが、それもなかなか大変だったかww
メイドロボの崩壊の仕方に今後も注目ww
2010-09-28 Tue 22:10 | URL | すふぃんくす [ 編集 ]
このメイドさん、どこに行けば買える?w
2010-09-28 Tue 22:27 | URL | またぎ [ 編集 ]
メイドさんのキャラ変わりすぎだろwww
信号機のボタンを連打するメイドさん可愛いw
2010-09-28 Tue 23:11 | URL | シスターマン [ 編集 ]
みんな感想ありがとう!>すふぃんくすさん
続きだからゲームでいいかぁくらいしか考えてなかったよw

>またぎさん
妄想が具現化できる機械があれば……w
なでことかなでことかなでことか

>シスターマンさん
想像したら可愛かったから書いた。後悔はしていないw

続きがあれば、今後もキャラは崩壊の一途を辿るでしょうw
2010-09-29 Wed 01:03 | URL | スノォォマン [ 編集 ]
た、立場が逆転しているwww

さぁ!マークⅣの(ry
2010-09-29 Wed 12:20 | URL | はしたこ [ 編集 ]
MARKⅣか

字面だけ見るとかっこいいw

ボランティア以上に写真が難しい気がするね
2010-09-29 Wed 18:56 | URL | スノォォマン [ 編集 ]

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