ライトノベリスト、ヘビーノベリスト

二次創作とSSを書くブログだったんですが最近は……。ライトノベルを読む!読むの遅いのなんとかしたい!

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俺も三題噺書いてみたマークⅡ

 この前の続きです


 メイドさんがうちに住み込みだして何日か経った。いろいろあったが俺もこの生活にもようやく慣れだした。朝は6時に起床、夜は9時にメイドさんにより無理矢理消灯される。おかげで休みの日も昼まで寝ることができなくなった……。しかし、人間のなれる能力とはおそろしいものである。最初は9時になんて眠れなかったが、だんだんと生活リズムが矯正されたらしく、昨日などはスムーズに眠ることができた。おそろしい。あのマイペースな自分がここまで規則正しく生活できるとは思ってもみなかった。
 学校から下校しているといつも通る道沿いにある公園で不思議な光景をみかけた。
「……なにしてんだあいつ」
 そこではメイドさんがすべり台で遊んでいた。一人で。
 すーっとすべりおりてはまた上る。すーっとすべりおりてはまた上る、という作業を繰り返していた。近づいていって声をかける。
「なにしてんの?」
「はぅ!」
 ぎくりとこっちを振り向く。見られた! というような恥ずかしいんだかびっくりしているんだかといった表情で顔をひきつらせる。
「いえ、わたくしめは、決してそのような……!?」
「なんにも言ってないけど」
「これはですね。ご主人様の堕落を阻止するためにわたくしが公園での健全な遊びを模索していたのですっ!」
 身振り手振りで一生懸命に説明しようとする。だが。
「それ絶対嘘だろ……」
 この年になって公園ですべり台で遊んでる奴が健全だとは思えないぞ。むしろ痛いだろ。
「あのテレビゲームもそのうち処分させていただきます。これもご主人様が健全な遊びを覚えるためです」
「馬鹿者! テレビゲームは健全な遊びだ! 俺が何年もかけて集めたゲームを捨てるな! それよりひとりですべり台とか悲しくなってくるだろ!」
「なら……」
「なら?」
「ふたりですべり台で遊びましょう!」
「どうしてそうなる!?」
 絶対すべり台で遊んでただろこいつ。しかもはまってるし!
「ふたりなら痛くないじゃないですか!」
「いや、ふたりだからどうのというわけでは……」
 そもそもふたりですべり台で遊ぶって何するんだよ。順番に滑るしかないじゃん……。そして地の文を読むな。
「ならブランコにしましょう! 楽しいですよきっと!」
「まあブランコなら……」
 カップルが座ったりするしぎりぎりセーフかも。
 しかし俺が了承する前に、視野に女の子が入る。どう見ても俺の幼なじみの近所に住んでる女の子だ。すっげー睨んでるし……。
「あんたこんなとこで何してんの!?」
 ずかずかとこっちに寄ってくる。まずい。
「なんでお前が……、俺はちょっと公園に寄っただけだよ」
「ちょっと公園に寄ったらメイドさんと偶然いちゃいちゃしてたの!? そんなの信じられるわけないじゃない!」
 彼女の目にはあれがいちゃいちゃしていたように見えたらしい。どんだけ補正かかってんだよ……。
「はじめまして、ご主人様のメイドを勤めさせていただいてます」
 メイドさんが挨拶すると彼女の目が驚きで見開かれる。
「ご主人様ぁ~!?」
 なんだろう。彼女の背後に阿修羅が見える……。
「おかしい。あんたがこんな美人でスタイル抜群なメイドさんなんて雇えるお金がどこにあるっていうの!?」
「こいつはうちのクソジジイが送り付けたメイドロボだよ……今は公園で偶然出会ったんだ」
 容貌とかスタイルとかはあのエロジジイ好みになってるが……。
「嘘ね」
 ばっさりだった。
「ご主人様のおっしゃっていることは本当です」
「嘘よ。そんなの認めないわ!」
「本当だって……」
 どうにも膠着状態に陥ってしまった。
 やがて長い沈黙を打ち破るかのように宣言される。
「いいわ、メイドさん、勝負よ!」
「え……」
「は?」
「わたしにも幼なじみとしての意地とプライドがあるわ」
 なんなんだそれは……。
「だから勝負よ。勝ったほうが真のメイドにふさわしいわ!」
 真のメイド、という言葉にぴくりと反応するメイドさん。
「いいでしょう。その勝負、受けます」
 受けちゃったー。
「負けたら彼から手を引きなさい!」
「いいでしょう」
 俺は完全に置いてきぼりだった。
「お前……勝ったらメイドになるのか?」
 確認で幼なじみに尋ねてみる俺。彼女は目をそらしながら言う。
「……あんたが私になって欲しいなら、ならないであげなくもないわ……」
 こいつ完全に勢いだけで突っ走ってるな。
「勝負はなにで決めるのですか?」
 しばし考え込んだ後彼女は答える。
「テレビゲームよ!」

          

 というわけで俺の部屋に集まってゲームをすることになった。俺の部屋が綺麗に片づいているのを見て幼なじみはますます機嫌が悪くなった。たまに彼女を呼んだ時にも綺麗にしてもらっていた記憶があった。
「ゲームって言ってもいろいろあるだろ。レースゲーとか音ゲーとか」
「勝負なんだから格ゲーに決まってるわ」
「お前それは……」
 そういうと彼女は涙目になって反論する。
「いいのっ! メイドさんとわたし、どっちが大事なの!?」
 王道すぎる質問に絶句してしまう俺。
 彼女は俺のゲームの山から格ゲーを取り出す。
 <ザ・ケンブリッジファイター3>である。ケンブファーシリーズ最新作。
「最初の3回はフォーメーションラップってことでノーカウント。そのあと9回戦って先に5回勝ったほうが勝ち。それでいいわね」
「いいでしょう」
 なにがどうフォーメーションラップなのか意味不明だったが、この勝負メイドさんに不利なのは明らかだった。奴はゲーセンでも並みいる強豪を打ち負かすほどの強さだ。メイドさんに勝ち目は薄い。しかし彼女は人間ではないのだ。勝負の行方はわからない。
 メイドさんは説明書を一発で全暗記しまともに戦っていた。
 最初の三回はメイドさん1勝2敗。意外といい勝負をしていた。
 が、
 勝負が始まったとたんに幼なじみの指の動きが電光石火のごとく俊敏になる。
「はぁぁああああああ!!」
 メイドさんの選んだキャラが地面につけない! 同時に幼なじみのキャラも崩壊していく!
「しゃあああ!」
 う~わ、う~わ、う~わ
 メイドさんがパーフェクトで敗れた。
「な、なにもできなかった……」
 完璧な敗北に打ちひしがれるメイドさん。しかし、彼女の逆転はこれからだった。とかいう展開になりそうである。
 次の戦い、メイドさんは分析に徹していた。負けはしたものの、はめコンを防ぐようになった。
 さらに次、互角の勝負が展開される。ふたりのコントローラーが壊れそうだ。
 攻防が激しく繰り返され、レバガチャの音で部屋が満ちる。俺は息をのんで勝負の行く末を見守った。
 最後の戦い。どちらも4勝4敗、ここで勝負が決まる。幼なじみはロシアの兵隊を、メイドさんはエジプトのピラミッドパワー使いを選ぶ。
「もらった!」
 幼なじみの必殺技が決まる。メイドさんが負ける。
 そう思った瞬間、HPが少しだけのこる。
「ふっ、油断したな……!」
 そこからメイドさんの奥義が炸裂した。幼なじみのキャラが敗れる。もう口調もメイドさんじゃない!
「ま、負けたわ……」
 がっくりと膝をつく幼なじみ。そこに手をさしのべるメイドさん。
「あなたはよく戦いました。また遊びましょう」
「はい……」
 奇妙な友情が芽生えていた。
「というかさ、このゲームってメイドに関係ある勝負ではないよね?」
「なにを言っているのですかご主人様、メイドにゲームのたしなみがなければならないのは道理!」
 ふんっ!と鼻息荒く俺に諭すメイドさん。
「だれだ最初のほうで処分するとか言ってた奴は……」
「誰でしょうね~」
 このメイドさん公園で遊びに誘ったりしたけど、本当は遊びたかっただけなんじゃないか……?
「ふ、ふ、ふ」
 幼なじみが奇妙な声をあげる。俺を指さす。
「いいもん、ならわたしあんたのお嫁さんになるもん」
「ぶほぉっ!」
 メイドはあきらめたようだが変な勢いがついてしまったのは気のせいだろうか……?

おしまい









またぱくったよ~w

なんだこのクオリティの下がりっぷりは! 眠いせいにしておこうw

今回はエジプト、ゲーム、すべり台らしいです。
エジプトが一番きつかったw
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オリジナルSS「めっ!」シリーズ | コメント:6 | トラックバック:0 |
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コメント

うん、エジプトどう使うのかなー、って読んでったら、その使い方に吹いたww
あと、ケンブファーってww
なんかいろいろ面白いぞww
2010-09-23 Thu 02:07 | URL | すふぃんくす [ 編集 ]
感想感謝!
ケンブファーは思いつくままに書いたよw
エジプト考えてたらなぜかストファー思い出したんだw
2010-09-23 Thu 21:22 | URL | スノォォマン [ 編集 ]
エジプトこれかよwww
ま、俺のゲームの使い方より何億倍も良いwすふぃんくすと幼馴染が共通しとるw
2010-09-23 Thu 21:33 | URL | シスターマン [ 編集 ]
異性の幼馴染……それはラノベの王道w
感想ありがとう!
2010-09-23 Thu 22:11 | URL | スノォォマン [ 編集 ]
さぁ!直ちにマークⅢの製作にとりかかるんだ!w
面白かったw
2010-09-23 Thu 22:59 | URL | はしたこ [ 編集 ]
感想サンクス!
意外と好評でなによりw
マークⅢは……げふんげふんw
はしたこさんのSSが読みたいなぁ
2010-09-24 Fri 00:50 | URL | スノォォマン [ 編集 ]

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